世界大手企業のベンチャー共創手法は? 数字で見る新規事業

新規事業やイノベーション創出の方法はさまざまだが、ベンチャーとの共創やオープンイノベーションが世界的トレンドだ。アイデアや人材をベンチャーから補完し、成長に繋げる大企業は多い。

世界大手500社のうち5割がスタートアップと連携

500 StartupsとINSEADがまとめた、大企業とスタートアップの連携に関する報告書(2016年)によれば、世界の上場企業大手500社(ForbesGlobal 500)のうち52.4%にあたる262社が、何らかの手法でスタートアップと連携している。

具体的には、図のようにコーポレートベンチャーキャピタルによるスタートアップへの投資が最も多く、スタートアップ・コンペディションやアクセラレーター&インキュベーターが続く。企業ランキングが高いほど、スタートアップとの連携に力を入れる傾向がある。

業界別では、医薬品、電気通信サービス、地方銀行、大手銀行、保険の順にスタートアップとの連携率が高い。医薬品ではコーポレートベンチャーキャピタルが多く、地方銀行ではスタートアッププログラムが盛んなど、業界ごとに特徴が見られる。

国別ではフランスやドイツの連携率が高かった。なお、日本企業はForbes Global 500に44社ランクインし、そのうち25社がスタートアップとの連携を行っている。内訳は、コーポレートベンチャーキャピタルが21社、アクセラレーター&インキュベーターが3社、ビジネサポートが1社、コワーキングスペースが1社となっている(複数回答あり)。

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