JTB、海外進出支援に挑む 旅行業の「強み」で新ビジネス
企業の団体旅行や海外視察を手掛けてきたJTBコーポレートセールスが、海外進出を計画する企業に、市場調査から駐在員の生活支援まで、さまざまなサービスを提供。旅行業のネットワークをフル活用し、事業を展開している。
日本企業の海外進出件数は、右肩上がりで増え続けている。
2015年、外務省が公表した「海外進出日系企業実態調査」によると、日系企業の海外拠点数は、前年比7.5%増の6万8573件(2014年10月時点)で過去最高に達した。2015年のデータはまだ公表されていないが、引き続き、増加傾向にあると予想される。
しかし、海外進出に関心があっても、人員やノウハウが不足し、どうすればいいのかを模索している企業も多いのが実状だ。
顧客と接してニーズを把握
このニーズをつかもうと、JTBコーポレートセールスは2013年夏、企業の海外進出をサポートする事業「LAPITA」を立ち上げた。同社は、一般法人企業、学校法人、自治体などを顧客とし、一般法人企業に対して職場旅行や海外出張、海外視察などを取り扱っていた。それらに加えて、市場調査や販路拡大の機会創出、駐在員の生活支援など、サービスの領域を大幅に広げ、海外進出をサポートする事業を始めたのだ。
この新規事業は、どのような理由で始まり、またどのような勝算があったのだろうか。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り73%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。