2015年10月号
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外国人を呼び込む 観光・移住のインバウンド市場

ロケ地の巡礼、地域を活性化 海外で人気の映画・ドラマを活かす

藤崎慎一(地域活性プランニング 代表取締役社長)

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映画やドラマを観た人が、ロケ地を巡礼する「ロケツーリズム」。日本の映像コンテンツが海外でも人気を集める中で、それは外国人の誘客にも、効果を発揮する。地域が、ロケツーリズムで成功するためのポイントを解説する。

藤崎慎一(ふじさき しんいち)地域活性プランニング 代表取締役社長

訪日外国人の数が1000万人を超え、インバウンド消費に注目が集まっていますが、フランスが8000万人、アメリカでは6000万人と、まだまだ欧米とは大きな差があります。フランスには歴史と文化の蓄積がありますが、わずか約250年の歴史しか持たないアメリカに、なぜ観光客が押し寄せているのか。それは、映画・ドラマなどのメディアを通して、世界中に自国の文化を発信し、知らしめているからです。

フィラデルフィアに行けば、美術館の階段で『ロッキー』のようにガッツポーズをとる。ニューヨークに行けば、『セックス・アンド・ザ・シティ』の女性のようにおしゃれをして街を歩く。映像を観た多くの人がその場所に惹きつけられ、風景がストーリーを喚起します。このように映画・ドラマのロケ地を“聖地”として発信し、観光客を呼び込む手法を「ロケツーリズム」と言います。

連続テレビ小説『あまちゃん』の舞台になった岩手県久慈市には、今、2年前の1.5倍もの人が訪れています。それは、『あまちゃん』が台湾で放映されて大人気となり、久慈市がファンの聖地になっているからです。

『あまちゃん』の舞台になった岩手県久慈市。『あまちゃん』は、台湾など海外でも放映されており、久慈市は外国人の人気も集める

20年前に公開された映画『Love Letter』の舞台となった小樽市には、今も韓国や台湾からファンがたくさん訪れています。アジアの人たちは日本の映画やドラマが大好きですから、ロケツーリズムに成功すれば、持続的な効果が見込めるのです。

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