地震の少なさ、軽自動車普及率で全国一 データで見る佐賀県 

九州の交通の要衝であり、東アジアとも近接する佐賀県。陶磁器、自動車・機械、農林水産など産業は多様性に溢れる。統計やランキングから、佐賀のポテンシャルを分析する。

人口83万0776人(2015年5月1日現在)

面積2440km2(全国42位)

県内総生産(2012年度、名目2兆6445億円(前年度比-1.5%)

1人当たり県民所得(2012年度)241.9万円(全国39位)

観光入込客数(2012年)1301万人(うち訪日外国人3.7万人)

佐賀の観光資源

南北を有明海、玄界灘に挟まれた佐賀県は、自然や名勝の宝庫。古代からアジア大陸との関係性が強く、それを物語る遺跡や文化が残っている。バルーンフェスタや酒蔵ツーリズムなど、イベントの企画・発信力にも優れる。

 

(1)七ツ釜

玄界灘の荒波によって断崖が深くえぐられてできた、7つの海蝕洞窟。最大で奥行きは110mに及ぶ。

 

(2)唐津くんち

唐津神社の秋季例大祭。漆の一閑張りで作られた、獅子や鯛をかたどった曵山が、旧城下町を駆け巡る。期間中は約50万人が来場。

 

(3)名護屋城跡

豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として築いた名護屋城。周囲には130以上の陣屋が構築され、20万人が集まったという。国の特別史跡に指定。

 

(4)佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

毎年11月に佐賀市で行われる熱気球の国際大会。アジア最大級の規模で、100機以上が参加しフライト競技を繰り広げ、約80万人が来場する。

 

(5)吉野ヶ里遺跡

弥生時代の日本最大級の環壕集落跡。総面積117haの吉野ヶ里歴史公園には、98棟の弥生時代の建物が復元されている。

 

(6)有田陶器市

ゴールデンウィークに開かれる、100年以上の歴史をもつ陶器市。著名窯元から若手アーティストまでが店を並べ、全国から約100万人が町を訪れる。

 

(7)武雄市図書館

公共施設の民間運営委託の先進事例として著名。年間来館者はリニューアル前の3倍以上に増え、今も全国からの視察が絶えない。

 

(8)羊羹資料館

小城羊羹の老舗、村岡総本舗が運営するユニークな資料館。羊羹の製法や歴史などを紹介、和菓子ファンが集う隠れた人気スポット。

 

(9)嬉野温泉

「日本三大美肌の湯」として著名。ゴシック風の「シーボルトの湯」は、大正時代にドイツ人が設計した公衆浴場を再建したもの。

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