成田国際空港の「おもてなし」新ビジネス

年間3200万人以上が利用する日本の表玄関、成田国際空港で外国人を主な対象とした新ビジネスや新サービスが続々と立ち上がっている。日本人のホスピタリティを活かした取り組みは、大きな成長の可能性を秘めている。

空港間競争が激化する中で、「選ばれる空港」という目標を掲げて空港機能の強化に取り組む成田国際空港。ハードの整備に加え、ソフト面のサービス強化も欠かせない。さまざまな部門が、日本ならではの「おもてなし」サービスを始めている。

2014J01_120_1.jpg

年間3200万人が利用する成田国際空港

乗り継ぎ外国人に観光ツアーなど提供

成田国際空港では10月から、外国人トランジット客を対象にした「おもてなしプログラム」の試行を始めた。「空港には年間約600万人のトランジット客が訪れます。この人々に日本の文化や『おもてなし』に触れていただき、日本再訪のきっかけを作ることがプログラムの目的です」と経営計画部経営企画グループの大杉圭マネージャーは話す。

2014J01_121_2.jpg

トランジット客向けに無料休憩所を試行

プログラムでは、乗り継ぎ時間が比較的長い外国人に一度入国してもらい、新たに設置したトランジット専用ラウンジに案内。ラウンジ内での茶菓提供のほか、レストランやマッサージの優待チケットの提供、さらには周辺へのトランジットツアーの提供までを行う。

トランジットツアーでは、以前から外国語対応の観光タクシーを運行している成田市内のタクシー会社と連携した。「通常1台1万円前後の周辺周遊ツアーを希望のお客様に無料で提供しています。1日5組限定ですが、人気はとても高いですね」。成田山新勝寺や酒々井アウトレットを回るコースを用意しており、酒蔵をめぐるツアーも人気だ。

プログラム開始から1カ月で約500人が利用。「無料なので評判が良いのは当然ですが、口コミやSNSの影響力に驚いています。『友人や親戚からプログラムのことを聞いた』という外国人が、すでに何人も来ています」。

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り66%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全文読むことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。