児童買春問題、食品ロス問題

【社会起業編 その2】

「子どもが売られない世界」を実現する

村田早耶香さん 特定非営利活動法人かものはしプロジェクト共同代表

「子どもが売られない世界」を実現するために、カンボジアとインドの売られる子どもの問題をなくすために活動する「かものはしプロジェクト」というNPO法人の共同代表。

hile017.jpg

Q 事業アイデアのきっかけは?

私がこの問題に出会ったのは、19歳の時のフェリス女学院大学での国際学で、15歳で売春宿に売られたミーチャというタイの女の子の話で、最後はエイズが原因で亡くなりました。不条理な現実があることに愕然とし、この問題をなくしたいと強く思いました。

Q アイデアを形にするめに重要だったことは?

仲間がいなければ実現できませんでした。

Q 今後の展開

カンボジアでの「子どもが売られる問題」は活動を始めた10年前に比べて随分落ち着いてきたので、昨年からインドにも活動地域を拡大しました。インドは我々が活動を始めた当初のカンボジアよりももっとひどく深刻な状況なので、早くインドでもこの問題を解決したいと考えております。

村田早耶香(かものはしプロジェクト)
大学在学中の2001年、東南アジアNGO訪問時に児童買春の深刻さを知り、2002年に仲間と共に児童買春問題に取り組むかものはしプロジェクトを設立。カンボジアで職業訓練と雇用により家庭の収入を向上させる雑貨工房を運営。06年日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」リーダーシップ部門を至上最年少で受賞。07年国際青年会議所主催、過去にケネディが受賞しTOYP(傑出した若者賞)受賞

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り49%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。