絶大な人気 若手写真家...ライアン・マッギンレー

若干26歳、史上最年少でホイットニー美術館で個展、MoMAPS1で新作展示──2000年代に入って以降、国内外で最も注目を集めた写真家がライアン・マッギンレーだ。

ニューヨークのストリートカルチャーに古き良きアメリカの姿を重ねあわせたような作風に、多くの人間が心を奪われた。現在は本人の写真家都合に加え、広告・ファッションのアートワーク、映像作品と幅広くシーンを賑わす。日本でもファンが多く、先日東京でも渋谷ヒカリエの8/ART GALLERY/TOMIO KOYAMAGALLERY、小山登美夫ギャラリー東京の二ヶ所で個展が同時開催された。

日本の写真家には、写真専門の学科出身者が多いが、ライアン・マッギンレーは元々写真家を志していたわけではなく、写真を撮り始めた頃はデザインスクールの学生だった。

そんな彼がなぜ、史上最年少でホイットニー美術館で個展を開くことができたのか。

本人に聞くと、こんな答えが返ってきた。

「少なくとも、現在の自分は全く想像していなかったし、こうなることを狙って動いてもいないんだ」。

しかし、自らの写真をシーンに訴えるにあたり、マッギンレーの動きには戦略性も伴っている。

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