創業時に培った販売網と商品開発力 積極M&Aで野菜を使った総菜開発
スーパーのキムチ売場でひと際目立つ黒いパッケージ。
3年前に発売された「ご飯がススムキムチ」シリーズの人気がうなぎ登り。製造しているのはピックルスコーポレーションだ。
今期の売上高は239億円で、前期比11%増収の見通しだ。うち7割がスーパー、2割がコンビニ、残り1割は外食産業向け。中でも「ご飯がススムキムチ」シリーズは主力商品で、最近では新たなキムチファン獲得を狙い、ピザーラや川越達也シェフとのコラボレーションキムチを積極投入している。発売開始と同時に話題を集め、全国のスーパーに販売を拡大中だ。その供給体制が可能なのは、自社工場と物流管理センター、合弁会社のネットワークが全国カバーされているからである。体制が強化された背景には、創業当時に取引していたセブン・イレブンの出店戦略がある。
コンビニ商品サイクル対応で磨かれた開発力
「その頃弊社が出荷していた商品は主に浅漬けで、新鮮なまま店頭に並べることが大前提でした。セブン・イレブンが出店したエリア内に工場を設置している内に、全国カバーされていき販売網のネットワーク強化につながりました」。
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