総務省 ふるさとづくり大賞は鹿島酒蔵ツーリズムなど

総務省は2020年1月10日、「令和元年度ふるさとづくり大賞」の受賞者を発表した。最優秀賞(内閣総理大臣賞・総務大臣表彰)に選ばれたのは、佐賀県鹿島市の鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会。鹿島市の酒蔵を巡り、作り手と交流しつつ酒を味わうと共に、酒が生まれた土地を散策しながら食や文化、歴史を楽しむ旅行スタイルを提案し、2019年には近隣の嬉野温泉酒蔵まつりと合わせて9万9000人を集客している。

優秀賞は、北海道東川町、一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー(月刊事業構想2019年8月号参照)、鹿児島県立鶴翔高等学校が受賞。団体表彰は日向コミュニティ振興会(山形県酒田市)、とくし丸(月刊事業構想2018年5月号参照)など13団体が受賞した。地方自治体表彰は兵庫県洲本市、鳥取県境港市、高知県佐川町が選ばれた。表彰式は、1月24日に都市センターホテルで実施する。

ふるさとづくり大賞は、全国各地で「ふるさと」をより良くするために活動する団体・個人を表彰するもの。ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的とする。1983年度に創設された制度で、これまでに1093団体・個人が受賞した。

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