芸術大学初のスタートアップ投資ファンドを組成 京都芸術大学

京都芸術大学を運営する学校法人瓜生山学園は2022年9月6日、クロステック・マネジメントを無限責任組合員とする「京都芸術大学アートアンドビジネス1号投資事業有限責任組合(京都芸術大学Art&Bizファンド)」に出資を行ったと発表した。芸術大学では初めての投資ファンド組成となる。

アート、デザイン、教育DX、Web3、メタバース、食、コンテンツビジネスなどのスタートアップに重点的に投資を行う。投資フェーズは主にプロトタイピング期、シード期、アーリー期までを対象とする。第一号ファンドの規模は1stクローズで3億円、最大10億円規模を見込む。 

京都芸術大学では、初年次からスタートアップに関する科目を必修とする「クロステックデザインコース」を2018年4月に開設。2022年5月からは、起業家としての思考力や行動力を身につけることを目的に「アート・アートプレナーシップ教育プログラム」を開講し、関西の他大学生も参加した教育プログラムを展開している。 

こうした教育プログラムの実施とファンド組成により、大学とスタートアップ、投資家、企業、自治体などと連携した「芸術大学発スタートアップ・エコシステム」の構築を目指していく。

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京都芸術大学 Photo by 表 恒匡