xID 公的個人認証導入に向けアプリ開発者向けツールを提供

xID(東京都千代田区)は、NTTデータの提供するマイナンバーカードを活用した本人確認サービス「BizPICO」との連携を強化する。政府の方針である「本人確認手法のマイナンバーカードへの一本化」に向けて協働する。20204年5月1日に発表した。

xIDは、マイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューション「xID(クロスアイディ)」を運営する企業だ。NTTデータの「BizPICO」を採用し、JPKIを活用したデジタルID「xIDアプリ」を全国で400以上の自治体に提供している。今回、自社の従来のデジタルID「xIDアプリ」と連携するAPI提供に加え、アプリ開発事業者向けのソフトウェア開発ツールキット(SDK)「xID SDK」の提供を始める。

「xID API」をは既に90社以上が利用している。SDKのリリースにより、「xIDアプリ」と合わせた包括的な公的個人認証サービス(JPKI)活用ソリューションを展開していく。今後両社は、オンラインでの本人確認サービスのみならず、デジタル社会の基盤となるソリューションの開発・提供を検討する予定だ。

政府が2023年に打ち出した「本人確認手法のマイナンバーカードへの一本化」の方針に基づき、従来の写真付き本人確認書類の画像や、画像アップロードによる本人確認手法の廃止が検討されている。今後、JPKIを利用した本人確認が、金融機関をはじめとした民間サービスでも増加すると見込まれており、アプリ開発者にはそれに向けた準備が求められている。

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