AI社員「美楽 ニーナ」採用 人手不足解消と完全無人接客の実現へ ミラタップ
住宅設備機器のインターネット販売を手掛ける株式会社ミラタップは、2026年4月1日付で同社初となるAI社員「美楽 ニーナ(みら にーな)」が入社したと発表した。深刻化する住宅設備業界の人手不足に対応しつつ、予約不要で快適な顧客体験を提供できる体制の構築を目指す。
株式会社ミラタップ公式プレスリリースより
スマートショールームの進化
ミラタップは、これまでスタッフが常駐しない「スマートショールーム」の展開を積極的に進めてきた。2022年には遠隔接客を導入した横浜スマートショールーム、2023年にはアバターによる接客を行う札幌スマートショールームを開設し、スタッフが常駐しなくても質の高い顧客体験を実現できる接客スタイルを確立してきた。
しかし、従来のスマートショールームは遠隔でスタッフが常時対応できる体制を維持する必要があり、人手不足の根本的な解決には至っていなかった。今回、AI社員を採用することで、常駐・遠隔スタッフを必要としない完全無人での運営を実現する。予約不要でいつでも接客対応が可能となり、接客待ちや混雑時の機会損失を防ぐとともに、運営コストのさらなる最適化も図る。
AI社員「美楽 ニーナ」の役割と特徴
美楽 ニーナは、2026年4月4日より「ABCハウジング ウェルビーみのお」内にある展示スペース「ウェルビーみのお HDC BOX」に配属され、来場者への接客業務を担う。
展示商品のカラーバリエーションやサイズ展開などの基本的な商品情報を学習しており、来場者の質問にスムーズに対応する。また予約不要で利用できるため、「予約が取れない」「担当者を待たなければならない」といった従来の不便を解消し、快適な顧客体験の提供を目指す。これまで無人ショールームの運営に必要だった遠隔スタッフの常時待機が不要となることで、人件費を抑えながら安定した接客体制を実現する。
さらに、基本的な商品案内をAIが担うことでスタッフのルーティン業務の負担を軽減し、お客様一人ひとりに合わせた提案や信頼関係の構築といった「人にしかできない接客」にスタッフが集中できる環境を整える。
今後の展望
ミラタップは、今回の取り組みを皮切りに、将来的にはAI社員を導入したスマートショールームの全国展開や、既存のショールームへの導入も視野に入れている。人とAIが協働する接客スタイルを広げることで、より多くのお客様に一貫して高品質な住まいづくりの体験を提供していく方針だ。「くらしを楽しく、美しく。」という経営理念のもと、より良い住空間づくりへの貢献を目指す。