AIに話しかけるだけでWebサイトが完成する時代へ

GMOペパボ株式会社が運営するドメイン取得サービス「ムームードメイン byGMOペパボ」は、2026年4月1日より、AIとの対話を通じてWebサイトを自動生成できる新オプション『ムームーAIサイトエージェント』の提供を開始した。

GMOペパボ株式会社提供

本オプションは、デザインやコーディングといった専門知識がなくても、AIとの会話形式の質問に答えるだけで、サイトの構成策定から制作までを完結できる仕組みである。管理画面から起動し、事業内容・強み・サイトの目的といったAIからの質問に回答するだけでWebサイトの制作が行え、ヒアリング内容に基づいて最適なデザインとコンテンツをAIが自動で生成する。「ムームードメイン byGMOペパボ」のアカウントがあればドメインを持たない状態でも利用でき、新規のドメイン取得はもちろん、他社サービスで取得・管理しているドメインをそのまま活用することも可能だ。ドメインをセットで取得した場合には、ドメイン管理からサイト公開までをワンストップで完結できる。

利用料金は月額2,200円(税込)のスタンダードプランが用意されており、10日間の無料お試し利用が可能だ。公開後の修正はAIとの対話、またはユーザー自身による直接編集の両方に対応しており、細部まで調整できる。また、スマートフォンやPCなど閲覧するデバイスに合わせてレイアウトが自動で調整されるため、どのような環境でも品質を保ったまま公開が可能だ。

こうした機能を持つ本オプションが生まれた背景には、個人事業者やスモールビジネスを展開する企業が直面する社会課題がある。中小企業庁「中小企業白書 2025」でも指摘されているとおり、労働力不足やIT人材育成などのリソース不足により、専門知識が不可欠なWebサイトの制作・更新が追いつかない事業者は少なくない。GMOペパボはこうした課題に対し、これまでもAIを活用したサービスの拡充に取り組んできた。2023年4月には「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」においてAIによるWebサイト制作補助機能のβ版を実装(2026年現在は提供終了)。また、問い合わせ対応を効率化する「GMO即レスAI」の提供や、2025年2月3日よりGoogleが提供する生成AI GeminiをはじめとするGoogle Workspaceの販売開始など、AIでビジネスの利便性および生産性を高めるサービスを拡充してきた。

今後は「ムームードメイン byGMOペパボ」にとどまらず、「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」への展開も予定されている。その先駆けとして、2026年3月9日には「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」において、AIエージェントが生成したサイトをロリポップサーバーへ自動デプロイする『ロリポップ AIエージェント Skills』を公開した。GMOペパボは、Webサイト制作・運用のプラットフォームといった既存サービスの提供にとどまらず、「AIがユーザーのパートナーとして自律的に働くインフラ」を提供することで、人類のアウトプットを加速させ、自身の表現やビジネスに集中できる社会の実現を目指すとしている。