デンソー オランダの営農コンサルを連結子会社化 施設園芸支援で世界展開

デンソーは2026年4月2日、オランダの営農コンサルティング企業FoodVentures社の一部株式を取得し、同社を連結子会社化したと発表した。施設園芸事業者に対し、農業の安定・計画生産を一元的に提案するワンストップソリューションをグローバル展開する。

今回グループ入りしたFoodVentures社は2010年に設立。消費地の近くでの野菜生産を掲げ、10年以上にわたり食料自給率向上を見据えた栽培技術と農場オペレーション支援を提供してきた。近年は農業への新規参入者に対し、事業計画の立案から栽培指導、農場運営、作物販売までをワンストップで提案するサービスを展開しており、多様な気候条件下での豊富な実績を持つ。従業員数は22名、2024年の売上は290万ユーロ。

デンソーは2017年に農業を新たな事業の柱と位置づけ、2022年には定款にも追加して取り組みを本格化させてきた。自動車部品開発で培った工程設計やセンシング・画像処理技術を応用し、農業ハウスにおける環境制御や栽培自動化の技術開発を推進中だ。

そして近年はパートナー企業との連携にも力を入れている。2023年には施設園芸向け農業ハウスを提供するオランダCerthon Build社をグループに迎え、2025年にはトマト種苗の開発・販売を手掛けるオランダAxia Vegetable Seeds社が参画。同年には栽培コンサルティングのオランダDELPHY GROEP社との共同開発契約も締結し、農業ハウス・種苗・栽培技術の3本柱でグローバル連携を強化した。