タスカジ、パナソニック 家庭消耗品の自動購入へ共同実験を実施

タスカジ(東京都港区)は、同社のタカスジ研究所とパナソニックが共同で、家庭の日用品の自動補充サービスの共同研究を開始したと2022年5月9日に発表した。IoT機器とECサイトを結び、「イエナカ自動購入アプリ」を活用するものだ。

タスカジは、2021年より東京都が実施しているDX普及に向けた「DX推進実証実験プロジェクト」社会変革DX領域第2期に採択され、家事分野におけるDX化の取り組みを推進している。

既に実施した実証実験では、タスカジが構築した日用品の購入・在庫管理を最適化・自動化する「イエナカ自動購入アプリ」を、パナソニックの在庫を感知するIoT重量センサーとECサービスに連携させ、家庭の日用品の購入を自動化。さらにアプリ内では、IoT機器と連動しながら全日用品の宅内在庫の残量を把握し、適切なタイミングでECサイトに自動発注を行なった。

実験後のアンケートでは、ユーザーから日用品補充の自動化ニーズがあることが分かった。タスカジは今後も、タスカジ研究所を通して「イエナカ(家の中)」をテーマに、さまざまな企業や団体と共創し、家事に関する社会課題解決に取り組んでいく考えだ。