協和コンサルタンツ、東プレ、リコー ナノ水力発電の導入研究開始

協和コンサルタンツ、東プレ、リコーは、全国の農村地域での超小規模水力発電(ナノ水力発電)の導入促進事業に資する研究開発を開始したことを、2022年6月22日に発表した。

3社は、農林水産省官民連携新技術開発事業により、ナノ水力発電開発組合を設立。農研機構と共同契約を締結し、全国の農村地域でナノ水力発電の導入促進を図る。同時に、農山漁村エネルギーマネジメントシステム(VEMS)の早期実現に貢献するナノ水力発電装置の研究開発を開始した。

今回の事業では、農業用パイプライン給水栓、農業用水路の落差工において発電できるナノ水力発電装置の研究開発を行う。加えて、これまで各社が独自で開発していたナノ水力発電装置の電力制御を共通化する制御装置も開発する。

同組合は事業を通じて、農村地域のさまざまな活動や共同事業に再生可能エネルギーを導入できるようにする。CO2削減に寄与する農村社会を構築することで、新たな地域活性を目指す考えだ。

用水路