KDDI プラスチック代替素材を開発するアミカテラに出資

KDDIは2022年10月20日、傘下のKDDI Green Partners Fundを通じて、土に戻るプラスチック代替素材を開発するアミカテラ(東京都江東区、月刊事業構想2021年12月号参照)に出資したと発表した。直営店併設カフェ全店のストローや、ショップやオフィスなどで使用しているプラスチック製品のリプレイスを検討し、サプライチェーンにおける脱プラスチックとカーボンニュートラルの推進を目指す。 

アミカテラは植物性かつ自然環境下で微生物により分解可能なプラスチック代替素材「modo-cell  (モドセル)」を開発。植物繊維 (セルロース) が主原料であり、土砂災害を引き起こす危険性が指摘されている放置された竹林の竹や、食品製造時に排出される残渣など、農業廃棄物や食品廃棄物を原料として活用できる。自然環境下で微生物により早いものでは6カ月程度で分解される。 

KDDIは、中期経営戦略の軸にサステナビリティ経営を据えている。環境課題に取り組むスタートアップ企業への出資を行うKDDI Green Partners Fundの取り組みを中心に、今後も環境負荷を減らす社会づくりに貢献する方針だ。

2210アミカテラ

アミカテラのプラスチック代替素材「modo-cell  (モドセル)」を使った製品群