道頓堀商店会、フォーステックほか 地域課題解決へスマートごみ箱を導入

道頓堀商店会、JTB、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、フォーステック(月刊事業構想2021年11月号参照)、合同衛生は、2023年11月16日に地域・企業・観光客が一体となったクリーン活動を開始した。「ポイ捨てごみ」の削減対策としてICTを活用したごみ箱(スマートごみ箱)を道頓堀商店会エリア内の10カ所に設置する。

道頓堀では食べ歩きが人気だが、商店街の道路にごみ箱を設置していないため、放置されるごみが課題になっていた。そこで2023年1月に道頓堀商店会エリアの一角でスマートごみ箱を仮設置する実証実験を実施したところ、放置されるごみの量が設置前と比較して4割削減された。その後、本格導入に向けて、ごみが溢れない運営のあり方、蓄積したごみの回収方法などのオペレーションを検討。道頓堀商店会エリアにスマートごみ箱が設置されることになった。

今回使用するスマートごみ箱は、ごみの蓄積状況をリアルタイムにクラウド上で把握できる。また内部で自動的にごみを圧縮し、ごみ箱が満杯になる前に通知を出す機能を搭載した。スマートごみ箱の設置には、国土交通省観光庁の「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金(インバウンド受入環境整備高度化事業)」を活用し、また、地域特性課題を踏まえた長期実証実験として大阪市の設置認可を得ている。

道頓堀イメージ

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