LED植物工場で栄養価と甘さを両立 東大が開発したミニトマト栽培技術とは
(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2025年8月25日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
東京大学大学院農学生命科学研究科の矢守航准教授らの研究グループは、LED光だけで高品質ミニトマトの長期・安定生産に世界で初めて成功。果実と葉に均等に光が届く設計により、温室(土耕)栽培を上回る栄養価と甘さを実現した。多段式ラックと精密な環境制御による省スペース・高効率な次世代栽培技術は、都市農業・宇宙農業への応用も期待される。

同研究グループは、一般的なミニトマト品種(CF千果;タキイ種苗株式会社)を用いて、人工光型植物工場(LED植物工場)における高品質栽培の手法として、従来型のI字栽培と新開発のS字多段式栽培を比較検証した。

続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。
-
記事本文残り72%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。