東京医科歯科大学 医療・ヘルスケア系ベンチャー10社と教育連携体制構築
東京医科歯科大学は2022年9月13日、全学部学生が多種多様な医療・ヘルスケア系ベンチャー・スタートアップにインターンシップとして応募・参画し、教育カリキュラムとしての単位を取得できる制度を2022年度よりスタートしたと発表した。
これまで、東京医科歯科大学では2019年に臨床医学教育開発学分野から医学部医学科学生1名が自由研究期間の一部(3カ月)の期間を用いて、単位取得型インターンシップを行った実績がある。今回、同大学はこの制度を発展させ、様々な課題に取り組む医療・ヘルスケア系ベンチャー・スタートアップと教育連携体制を構築。これにより様々なベンチャー・スタートアップのミッション・ビジョンに共感した学生が、自由研究期間や卒業研究期間などのカリキュラムを利用してインターンシップに応募・参画し、単位を取得できるようになった。
2022年6月時点の協力企業は、アイリス(関連記事)、アンター、AMI(関連記事)、サスメド(関連記事)、Holoeyes(関連記事)、TXP Medical(関連記事)、WHITE CROSS、iMed Technologies、Medii(関連記事)、T-ICU(関連記事)の10社。インターンシップでは、参画する企業の取り組みを事前に把握し、検討課題を前もってディスカッションした上で、実際にカリキュラム期間内に企業の取り組みやマインドを肌で体感しながら、取り組みに関する課題や仮説などを抽出、研究課題を策定し、解析も行う。研究成果については企業の担当者や同大学の担当教員のサポートのもと、秘密保持契約等コンプライアンスを遵守しつつ他の学生と同様に発表・レポート提出が行われ、成績が評価される。