月光川蒸留所 世界を代表するウイスキーブランドを目指し3.5億円調達

楯の川酒造 (山形県酒田市、月刊事業構想2019年6月号参照)のウイスキー製造子会社である月光川蒸留所(山形県酒田市)は2022年10月4日、やまがた協創パートナーズ、フィデアキャピタル、Wine&Whiskyを引受先とする第三者割当増資を実施し、3.5億円の資金調達を実施したと発表した。今回の資金調達は、ウイスキー製造における設備投資に充てられる。 

​楯の川酒造は、「美味しい酒への飽くなき探求。そして世界を代表するブランドへ」という「TATENOKAWA100年ビジョン」を掲げ、MADE IN JAPANを世界に広げる総合酒類カンパニーを目指している。月光川蒸留所は、そのための一環として、新たにウイスキー製造・販売を目的に設立された楯の川酒造の子会社。2023年秋に蒸留開始を予定しており、現在25カ国超へと輸出を進めている楯の川酒造の販路を最大限に活用し、国内だけでなく需要の高まる海外へも積極的な展開を予定している。

今回の資金調達により、蒸留設備と貯蔵設備の整備、必要な人材の採用・育成を行い、ウイスキーを安定的に製造する組織体制を強化。そして、月光川蒸留所がつくり上げる「庄内産ウイスキー」が、世界を代表するウイスキーブランドとして成長していけるよう尽力していくとしている。

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