有機米栽培向けアイガモロボの会社が4.4億円を資金調達

田んぼの自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発に取り組む有機米デザインは、 ユナイテッド(東京都渋谷区)、KX(茨城県鹿嶋市)を引受先とする第三者割当増資により、4.4億円の資金調達を実施した。2023年11月27日に発表した。有機米デザインは、ヤマガタデザイン(山形県鶴岡市、月刊事業構想2019年6月号参照)のグループ会社。

ユナイテッドは20年以上に渡りスタートアップへ投資してきた企業。同社をリード投資家とし、資本戦略を策定していくことで、さらなる事業成長を目指す。またKX社が街づくりを推進する鹿嶋・鹿行地域において、有機農業を中心に様々な連携を図る。

今回調達した資金は「アイガモロボの量産化へ向けた生産体制構築と品質向上のための研究開発」、そして「アイガモロボを活用した有機米の産地形成と販路拡大の強化」などにあてる。アイガモロボは、2023年1月から500台限定で販売を開始。すでに全国各地で稼働している。さらなるアイガモロボの量産化技術の確立と品質向上を目指すと共に、ロボを活用した有機米の生産が本格化することを見据えた販路拡大に取り組む。

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