薄膜ベンチャーのハドラス 約8.5億円の資金調達

抗ウイルス・抗菌や防カビ、防汚、防錆、防傷などの機能をさまざまな対象物に付加する新素材「ナノマテリアルコート」の研究開発を行うハドラスホールディングス(ハドラス)は、第三者割当増資による総額約8.5億円の資金調達を実施した。2022年5月24日に発表した。

ハドラスが開発するナノマテリアルコートは、10種類以上の原材料の比率を精密にコントロール、分散、配合することで生み出される。この技術では、塗布対象物の表面を膜厚1um以下の薄膜で覆う。さらに、抗ウイルス機能など、さまざまな機能を付与することが可能で、機能は最大5年間保持する。

今回調達した資金は、研究開発を加速させるための専門人材の確保、設備投資、営業人材の採用、ブランディング強化のためのマーケティング費用に充当する予定だ。

主な調達先は下記の通り。

・リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合
・あいおいニッセイ同和損害保険
・ティーガイア
・太平洋工業
・武蔵塗料ホールディングス
・識学2号投資事業有限責任組合
・ひまわりG5投資事業有限責任組合
・リーダーズ1号投資事業有限責任組合

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