価格「競争」から価値の「共創」へ 豆腐大手がサプライチェーン提案する新構想とは

(※本記事は「食品新聞」に2025年2月13日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

クラフト豆腐プロジェクトで豆腐復権を目指すと語る池田未央社長
クラフト豆腐プロジェクトで豆腐復権を目指すと語る池田未央社長

アサヒコは豆腐業界が直面する危機的状況を打開するため、豆腐復権を目指した新構想「クラフト豆腐プロジェクト」を立ち上げた。「サプライチェーン全体で豆腐価値を再認識し、売場、売り方、商品を変え、価格以上の価値をつくることで豆腐市場を復活させ、低価格“競争”を正当に競い合う“共創”に変える」考えだ。

価格“競争”から正当“共創”へ

「豆腐市場は過去10年で年率4~5%縮小の右肩下がり状態が続いている。値上げにより売価が上がったが販売個数は低下。価格転嫁できない企業は廃業、倒産に追い込まれている。流通は値下げによりお客様を呼び戻そうとしているが、メーカーは売価を上げられない状況。上位6社の平均売価は89.5円と低く、100円以下の購入者は最多の65%に達する」とアサヒコの池田未央社長は厳しい市場環境を指摘する。

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