サグリ 作付け調査効率化へ地域農業再生協議会にアプリ提供

サグリ(兵庫県丹波市)は、衛星データを用いた作付け調査を効率化するアプリケーション「デタバ」のサービス展開を開始する。2022年6月16日に発表した。

2022年度は全国の市町村地域農業再生協議会に対して無償で提供し、来年度以降の正式導入を目指す。今回、地域農業再生協議会向けに無償の実証実験の募集も同時に開始した。既に岐阜県下呂市役所で実証実験を行うことに合意している。

地域農業再生協議会では、毎年、営農計画書に沿って作付け調査を目視で実施している。デタバには、山口県の「シビックテックチャレンジ YAMAGUCHI」の一環で実施した実証実験「衛星・ドローンを活用し、農地の作付状況をスマートに把握したい!」の成果として得られた、衛星データによる高精度な作物判定モデルを搭載。判定精度は8割を超えており、このアプリが実装できれば作付け調査の手間を省くことができる。

サグリは2022年のJAアクセラレーター(JAグループが運営するオープンイノベーションプログラム)に優秀賞として採択されている。デタバのサービスはこのJAプログラムを通じて提供する。

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