ポケットマルシェ 産直と関係人口創出に関する調査を実施

生産者と消費者をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェ(月刊事業構想2020年8月号参照)は、社会変革推進財団(SIIF)の支援のもと、研究組織「関係人口研究室」を発足した。取り組みの第1弾として、休眠預金を活用し、ポケットマルシェ登録ユーザのうち5600名を対象に、産直アプリを通じた関係人口創出に関する調査を実施した。2021年8月26日にその結果を発表した。

この調査の結果、産直アプリ「ポケットマルシェ」での購買体験を通じて生産者と関係性を深め、地域に関心を持ち、実際に生産現場を訪れたユーザーが100人以上いることが分かった。また、生産者と購買・発送以外のやり取りをしているユーザーの約7割が、「生産者のいる地域を訪れたい」と回答した。このことから、オンラインでのやりとりが関係人口の増加に貢献し得ることが示唆された。また、何回も購入している生産者がいるなど、深い関係のある生産者がいる人々はそうでない人々のグループより「ウェルビーイング」が高い傾向も見えた。

今後も関係人口研究室は、調査を継続し、関係人口の創出プロセスや、関係人口創出とウェルビーイング向上の相関性を明らかにしていく考えだ。