メドレー、ドコモ他 ビデオ通話診療をコロナ自宅療養者へ無償提供
メドレー(月刊事業構想2019年7月号参照)、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズは、新型コロナウイルスの自宅療養者に対して速やかにビデオ通話を用いたオンライン診療を実施するためのシステムを提供することを、2021年8月20日に発表した。
同システムでは、医療機関が自宅療養者の携帯電話番号宛にオンライン診療用のURLをSMS送信する。患者はスマートフォンやタブレット端末に届いたURLをクリックするだけで、オンライン診療を利用できる。
増加傾向にある新型コロナウイルスの自宅療養者において、患者と医療の繋がりが途切れることによる重症化や往診時の医療従事者のリスクを解決するため、このシステムを提供することを決めた。このシステムで、自宅療養者のフォローアップに関する医療費は公費負担であり、患者から医療機関への支払いは原則発生しない。クレジットカード登録も必要なく、事前のアプリダウンロードや診療予約などが無くても、速やかにオンライン診療を開始できる。
今後も3社は連携し、オンライン診療を活用することで自宅療養者の重症化予防や医療従事者の感染拡大防止に貢献していく考えだ。