ネクストミーツ シンガポールで植物性代替肉「NEXT Wagyu」を発売

フードテックベンチャーのネクストミーツ(東京都新宿区、月刊事業構想2021年11月号参照)は2022年10月4日、シンガポールで焼肉タイプの植物性代替肉「NEXT Wagyu」のプレーン、照り焼き、醤油の3種類の販売を開始したと発表した。 

今回、同社はシンガポールでも人気の高い和牛をイメージした商品開発を現地の食肉加工企業とともに行い、シンガポール人シェフの監修のもと、現地にあった美味しい味を再現することに注力した。植物性代替肉「NEXT Wagyu」は、まずは業務用としてレストランなどに対して販売し、今後はスーパーやオンラインでの販売の準備も進めていく。 

シンガポールは国土面積が東京都の23区ほどの大きさしかなく、食料自給率は10%未満であり、食料のほとんどを外国からの輸入に頼っている。シンガポール政府は現在、食料自給率を2030年までに30%まで引き上げることを目指す「30×30」というプランを掲げており、代替肉を始めとしたフードテック領域に国として非常に力を入れ、多くのフードテック企業が集積している。 

ネクストミーツは、2020年6月設立。「地球を終わらせない。」を理念に、地球温暖化と食料危機に立ち向かうべく代替肉の研究開発を行い、日本だけでなくアメリカ、シンガポール、香港などで海外展開を進めている。

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