森林・林業白書を閣議決定 ウッドショックへの対応テーマに

2022年5月31日、森林・林業白書が閣議決定された。 今回の白書では「2021年の木材不足・価格高騰(ウッドショック)への対応」と、「グリーン成長のカギを握る木材需要拡大と木材産業の競争力強化」の2テーマを特集として取り上げている。

ウッドショックについては、製材輸入量の減少、輸入木材・国産材の価格上昇等の状況を整理し、輸入材から国産材への転換や国産材の安定供給に向けた取組について説明している。木材需要拡大と木材産業の競争力強化については、建築分野における木材利用の動向、製材工場の大規模化など、木材産業の競争力強化の取組について紹介している。

森林・林業白書は、森林・林業基本法に基づき、政府が毎年作成して国会に提出するもので、森林・林業の動向と政府の施策について記述している。なお同白書は今回から、情報を得やすくするため関連するホームページのQRコードを掲載している。