NITEと国立遺伝学研究所 バイテク分野で連携

製品評価技術基盤機構(NITE)と国立遺伝学研究所(遺伝研)は、2022年4月1日にバイオテクノロジー分野における包括的な連携協定を締結し、5月19日に締結式を行った。

NITEは9万株を超える微生物を保存・提供するとともに、生物資源データプラットフォーム「DBRP」を構築・公開している。これらは、微生物資源とその関連情報の活用を促進するためのものだ。一方遺伝研は国際塩基配列データベース「INSD-DDBJ」を始め、微生物統合データベース「MicrobeDB.jp」、微生物ゲノムアノテーションシステム「DFAST」など、微生物の研究に資するデータベースや解析ツールを開発・運用している。

今回の協定により、双方の強みを融合させ、微生物を使用したバイオテクノロジーによるものづくりの研究開発とその実用化を支援する。両者はともに生物多様性条約に基づいた遺伝資源の適切な利用に関する活動を行なっており、知識や経験を合わせることで日本の研究開発を加速していく考えだ。

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