ソマノベース 北海道庁と連携し、新たな森づくりの実証実験を開始

林業ベンチャーのソマノベース(和歌⼭県⽥辺市、月刊事業構想2023年11月号参照)は2024年1月10日、北海道庁および民間企業とともに、各企業のオフィスで植樹用苗木を育て森に戻すプロジェクト「MODRINAE HOKKAIDO(戻り苗北海道)」を開始したと発表した。参加企業は、北海道コカ・コーラボトリング、JT北海道支社、エスビー食品、北海道電力、札幌テレビ放送、北海道アルバイト情報社の6社。

 北海道庁は、道民と企業が連携した森林づくりのプロジェクト「ほっかいどう企業の森林づくり」に取り組んでおり、今回はその一環として「戻り苗」の仕組みを活用。各企業に「戻り苗」を使って、オフィスで1年事間苗木を育ててもらい、育った苗木は北海道の森林に植樹する。苗木とラダーシェルフは北海道産にこだわり、苗木は北海道の自然植生に合ったイタヤカエデやミズナラなど6種類、ラダーシェルフには北海道産のトドマツを採用した。

 ソマノベースは「土砂災害による人的被害をゼロにする」をビジョンに掲げ、2021年に設立。和歌山県を拠点に「戻り苗」事業を展開するほか、林業界や森林との関係人口を増やすためのイベント企画や商品の開発、小学生に向けた森林教育などを行っている。

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