ENEOS、富山大、日本製鉄 カーボンリサイクルLPガス生産でNEDOプロに採択

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発」において、ENEOSグローブ、富山大学、日本製鉄の「カーボンリサイクルLPG製造技術とプロセスの研究開発」が採択された。2022年6月13日に発表した。

ENEOSグローブ、富山大学、日本製鉄の三者は、LPガスを化石燃料由来ではなく、二酸化炭素を原料として製造するための高率的な製造技術とプロセス研究開発を行うことで合意した。三者は、Fischer-Tropsch合成(フィッシャー・トロプシュ合成)を用いたカーボンリサイクルLPガス製造に関する触媒技術開発、製造工程および社会実装モデルの研究開発を実施し、事業化に向けた包括的な検討を行う。

NEDOは「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発」の一環として、二酸化炭素を資源として有効利用するカーボンリサイクル技術の確立を目指している。そのため、中国電力 大崎発電所内に実証研究拠点を整備した。今回採択されたものは、同拠点の3つの研究エリアのうち基礎研究エリアで実施する研究開発テーマだ。

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