仙台市 AIビジネス創出に向けた支援プログラムを開始

仙台市は、仙台および東北に拠点がある企業・団体によるAIビジネス創出を促進することを目的とする「AIビジネス創出のための個別メンタリングプログラム」を開始すると2022年11月17日に発表した。同プログラムの実施は2021年に続くものだ。

同プログラムでは、AIを活用したビジネス創出を得意とするメンターより直接ビジネス開発、プレゼンテーションのアドバイスをもらえる。2021年は、お茶の井ヶ田(仙台市)、弘進ゴム(仙台市)、今野印刷(仙台市)など12社が参加し、AI-OCRの活用による仙台市内商店街の活性化を支援する事業プランなどの多数のアイデアが生まれた。そのうちいくつかのアイデアは、現在も事業化に向けた取り組みが進んでいる。

今年は11月24日まで参加企業の応募を受け付ける。プログラムに参加するための応募条件は、まず「仙台X-TECHイノベーションアワード2023」への応募を予定していること。そして、仙台市、もしくは東北地方に事業拠点を構えている会社・団体であること。さらに、事前・事後の準備や全3~5回のアドバイスなど、事業開発に向けての時間を設けられることや、事業課題をAIテクノロジーで解決していきたいという意志があること意思決定権がある役員などのシニア層が参加できること、実働できる人材が決まっていることなども求められる。

「仙台X-TECHイノベーションアワード2023」は、社会課題や地域課題、それに関連したビジネス課題を、AIやIoTを活用して解決するソリューションに関するコンテスト(月刊事業構想2022年2月号参照)。発表会は2023年2〜3月に開催される予定だ。

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