野菜不足は漬物で 成分表示を1食当たりに変えて塩分取り過ぎの不安を払しょく

(※本記事は「食品新聞」に2024年12月13日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

足りない野菜は漬物で 高塩分イメージ払しょくへ

2024年下期の漬物業界は、気象要因が影響した原料野菜の不足と高値に悩まされた。

最も顕著だったのは平年比で3~4割の収穫となった梅だが、梅以外でも胡瓜、白菜、大根などメーカーが計画数量を確保するのに汲々とした原料は多い。輸入原料も同様だ。一部では平年作の原料もあったが、円安基調や原産地での需給バランスの変化から日本向けはおおむね上昇している。物流費その他の上昇分と合わせ、使用原料の国内、輸入問わず製品価格の適正化が来春早々に見込まれる。業界内で適正価格への大号令が広がる一方で、需要拡大に向けた取り組みも不可欠。業界にとっての長年の課題は、漬物=高塩分イメージの払しょくもその一つだ。

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