東急不動産 「創造施設」ハラカドを神宮前交差点に開業

東急不動産は、「東急プラザ原宿『ハラカド』」の2024年4月17日の開業に向け、記者発表会と内覧会を4月9日に開催した。同社都市事業ユニット 渋谷事業本部執行役員本部長の黒川泰弘氏が、「ハラカド」の紹介と広域渋谷圏開発の中での位置付けなどを説明した。ハラカドには地下1階から7階の屋上テラスまでで75店舗が入居する予定で、年間一千万人の来場を目標としている。

「ハラカド」は、神宮前交差点の西側の一角を占める商業施設だが、東急不動産では「創造施設」を目指すというコンセプトを打ち出している。様々なカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアにおいて、SNSを通じて誰もが発信や表現を行う現在の時代背景から、新しい体験価値を享受できる場所として稼働していく。

建物内には、ハイブランドや東京初出店のブランドの店舗のほか、雑誌とのコラボレーションイベントを開催するスペースやクリエイターを育成・支援・共創するプラットフォームも設ける。この他、アートとデジタルアートを体験できる空間「ハラッパ」、老舗町中華やスタンディングバーなど多様な食を揃えた「原宿のまちの食堂」が開業する。地下1階には銭湯「小杉湯原宿」が入り、パートナー企業とのコラボレーションを展開する予定だ。

東急不動産は、神宮前交差点を挟んだ東側で「東急プラザ表参道『オモカド』」を運営している。交差点と「ハラカド」「オモカド」を連携させた共創と情報発信を実現したい考えだ。


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