昆布茶が調味料として台頭、ビジネス市場での新しい波

(※本記事は「食品新聞」に2024年12月16日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

昆布茶

2024年も猛暑の夏が過ぎ、10月、11月になっても気温は下がらず暖かい日が続いた。近年は気候変動の影響で昆布茶が最も売れるはずの冬がどんどん短くなっている。

それでも年間を通してみると昆布茶の需要は伸びている。その理由は調味料としての利用が増えたことにある。以前だと最需要期の冬と閑散期である夏の売上の差は2倍近くあった。だが、料理利用が広がるにつれ、その差は縮まり通年商材として定着した。

昆布茶メーカーは20年ほど前から調味料としての利用を提案し続けてきた。だしとして日本人に馴染み深い昆布を原料に塩や砂糖などを配合しバランスよく仕上げているため、誰でも簡単に料理にうま味を加えることができる。こうした点が支持され、調味料として浸透した。

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