上新電機 「相手の立場」を理解してコアファンを生む
全国に217(2025年9月5日現在)の家電量販店を展開する上新電機。2026年4月1日から株式会社Joshinに商号を変更し、「電機」の枠にとらわれない柔軟な組織体制で、幅広いニーズに応える「まごころサービス」をさらに磨き上げていく。
高橋 徹也(上新電機株式会社 代表取締役兼社長執行役員 CEO)
パーツから完成品へ
電器屋から大型量販店へ
1948年にラジオパーツ販売を主体とする「上新電気商会」として誕生した上新電機。「完成品の時代がやってくる」との見通しから、家電製品販売を手がけるようになり高度成長期の旺盛な需要に応えた。やがて複数メーカーの商品を一括大量仕入れによって安く販売する「量販店」へと舵を切る。
当時はメーカー系列の地域店舗が家電購入の主流であったが、1972年に日本電気大型店協会(NEBA)が発足。上新電機も全国の量販店と共に名を連ね、メーカー方針に左右されない独自性を保ち、互いの商圏を守りながら業績を伸ばした。
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