第二の創業を迎えた駅探 「駅」を基点に地域プラットフォームを構築

2003年の設立以来、乗り換え案内サービスをはじめとする、人々の移動をサポートするサービスを展開してきた駅探。2020年6月に経営陣が刷新され、駅探の筆頭株主であるCEHDの取締役だった金田直之氏が新社長に就任した。2020年を「第二の創業」として、駅探の収益構造改革に取り組んでいる。

金田 直之(駅探 代表取締役社長)

乗り換え案内から、駅が基点の
地域プラットフォームへ

2003年の創業以来、乗換案内サービスを有料会員に提供するサブスクリプションモデルで成長してきた駅探。しかし、近年ネット上での無料乗換検索が普及してきたため、同社は新たな収益機会を模索していた。2020年6月の経営陣刷新に伴い代表に就任した金田直之氏は、「第二の創業」を掲げ、駅探の収益構造改革への取り組みを開始した。

「第二の創業にあたり、新コンセプトとして『From the Stations~駅から始めよう~』を打ち出しました。留意したのは、駅探のオリジナルコンセプトや事業資産をどのように活かすかということです。駅探のオリジナルコンセプトとは、ユーザーに駅周辺の新サービスや新イベントなどの情報を提供して、楽しく有意義な時間を過ごせるようサポートすること。そして、事業資産は主に3つあり、1つは、乗換案内の最適な移動経路を提案するという、駅探を含め日本では4社しか保持していない技術。2つ目は、当社が保有する1000万/月のユニークユーザー、8500万PV/月のメディア群。そして3つ目は、docomo様をはじめとする大手キャリアや公共交通機構、不動産、求人サイトなどの優良顧客です」と語る金田氏。

これらのコンセプトや事業資産を活かす構想として、2021年5月に中期経営計画で発表したのが、「地域マーケティングプラットフォーム構想」だ。

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