商社に訪れたビッグチャンス ハブとして新ビジネスをつくる

明治時代創業の総合商社、兼松は現在、大きなターニングポイントを迎えている。イノベーションハブとして世界のスタートアップと共創し、社会課題を解決しつつお互いの成長を目指す。また、DXの推進やデータの収集・活用、AIによる解析で、様々な領域における新規事業を創出している。

宮部 佳也 兼松 代表取締役社長

世の中の変化や不確実性が
商社のビジネスへの追い風に

総合商社、兼松の歴史は1889年(明治22年)に兼松房治郎が創業した「豪州貿易兼松房治郎商店」に遡る。創業主意は「わが国の福利を増進するの分子を播種栽培す」で、これを受け継ぎ1967年にまとめられた「われらの信条」では、「会社の健全なる繁栄を通じて、企業の社会的責任を果し、従業員の福祉を増進する」としている。

「これは現在の『持続可能な開発目標(SDGs)』や『共通価値の創造(CSV)』にも通じる内容で、普遍的な考え方です。この考え方があったので、私たちは130年以上の歴史を歩んでこられたのだと思います」。

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