エコシステムを生み出す方策 成功する地域活性化の定石を探る

これまで内閣府を中心に、地域の課題を企業のソリューションとマッチングし解決する国家事業が進められてきた。これをさらに展開し、市民と投資家、地域をまとめて事業が次々と生まれる環境づくりを目指す。地域経済を活性化させるエコシステムを人為的に構築できるか、実証に挑戦だ。

会議に参加した「先駆者」: 村上 敬亮 デジタル庁、牧 大介 エーゼロ株式会社、安部 敏樹(株)Ridilover、加戸 慎太郎(株)まちづくり松山、古田 秘馬(株)Umari、 藤沢 久美 (株)国際社会経済研究所、上山 康博(株)百戦錬磨、竹本 吉輝(株)トビムシ、MC:宮瀬 茉祐子・堀 潤 (株)わたしをことばにする研究所(敬称略)

EY Japanが立ち上げた「EY知恵のプラットフォーム」の一環である先駆者会議。「地方創生」をテーマに、各地で地域の活性化に取り組む人々を集め、事例の紹介や意見交換、議論を行ってきた。組織を超えて様々な人が連携し、社会課題の解決を目指す。

8月に開催された5回目の会議では、11月号で紹介したまちづくり松山の加戸 慎太郎氏によるプレゼンテーションに続いて、デジタル庁統括官の村上 敬亮氏がデジタル田園都市国家構想のさらなる展開を紹介。地域にビジネス・エコシステムを構築するための方策を議論した。

大企業と自治体のマッチングから
支援対象を拡大する計画

村上氏は、自治体が抱える課題に対し、解決策を提案できる企業をマッチングする内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」を発展強化するプランを紹介した。これは2018年に開始されたもので、現在は自治体と大企業のマッチングまでを実施している。

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