「30歳定年説」を克服 女子アナウンサーの新しい道を切り拓く

日本民間放送労働組合連合会が5月に発表した調べによると、全国の民放での女性役員の割合は2.2%。民放127社のうち91社は男性のみだった。さらに、編集全体の責任者となると全員男性だという。メディアでリーダーとなる女性の少なさが問題視される中、“局アナ”である大下容子の躍進は大きい。未だに「女子アナ30歳定年説」とも囁かれる業界をどんな思いで見つめ、どう切り開いてきたのか。

文・油井なおみ

 

大下 容子(アナウンサー) ©テレビ朝日

スポーツキャスターへの道を
決めた直後のワイドショー抜擢

1998年からメインキャスターを務めてきた『ワイド!スクランブル』が一昨年、一新。『大下容子ワイド!スクランブル』と冠番組となり話題となった。さらに、昨年6月には役員待遇のエグゼクティブアナウンサーへと昇格し、世間の耳目を集めた。

アナウンサーといえば華やかな職業だが、フリーでなければ一会社員でもある。堅実なイメージが強くありながら、アナウンサーの好感度調査では常に上位。そんな大下容子が今、女性アナウンサーの道を切り拓いている。

もともと大下はアナウンサー志望ではなかったのだという。

「大学時代、就職活動に向けて世の中にどんな職種や会社があるのか知るために、社会人になった先輩たちにお話を伺うことにしたんです。でも、どのお話を聞いても自分がそこで働く姿が今一つ想像できなかったんです。ただマスコミに進んだ先輩はいなかったので、東京アナウンスアカデミーという学校に通ってみました。それで就職試験を受け、一次、二次と通過していくうちに、こういう世界で働けたら楽しいだろうな、と思うようになった感じです。恥ずかしながら、ジャーナリスティックな視点はありませんでした」

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