11期131名に学位授与 仙台校からは初の修了生を輩出
事業構想大学院大学は、事業の根本のアイデアから発想し、理想となる事業構想を考え、実現可能な構想計画を構築する社会人を対象とした大学院だ。2年間の専門職学位課程と事業構想計画書の提出を経て、専門職学位の「事業構想修士」(MPD:Master of Project Design)が授与される。
3月23日、令和5年度の学位授与式を挙行し、11期生 131名に事業構想修士の学位が授与された。東京・名古屋・大阪・福岡・仙台の各校舎には、修了生のほか理事・評議員、教員、来賓と関係者が揃い華やかな場となった。田中里沙学長は式辞で「事業構想のアイデアを考え、理想に向かって研鑽を重ねた経験は、今後の人生においても大きな財産になるところと確信します。構想には規模の大小、優劣など無く、スピードを競うものでもありません。事業構想計画書にまとめたことが研究者としての優位性であり、ここからぜひ更なる成長をそれぞれに志向してもらえたらと願います」と期待を込めた。各校代表者による謝辞では、大学院の事業構想研究で得た気づきと成果、感謝と決意が語られた。
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)との連携協定に伴い、5拠点目の校舎として 2022年4月に開校した「事業構想大学院大学 仙台」は、大学院の教育・研究を軸に産官学連携によるプロジェクト研究や文部科学省リカレント教育推進事業の実践を含んで、東北を中心に地域人材の育成と事業構想による地域活性化に取り組んでいる。開校から丸2年を迎え、同校舎から初の修了生輩出となった。学位授与式では、仙台校1期生31名に谷野豊研究科長・教授から学位記が手渡された。
11期生の修了により、開学からこれまでの事業構想修士は703名となった。様々な分野で多彩に事業構想を実践する修了生の活躍を、本誌でも注目し紹介していく。
修了生代表謝辞
仙台校1期生 清水さん (抜粋)
「仙台校初の修了生として、心からの感謝を込めて御挨拶を申し上げます。東日本大震災後、多くの『望む力』がある人がこの地に集結し、何かを残していくためには望む力をさらに育てなければならないと思ってくださった。そういう方々のおかげで、私たちは2年間、自らの価値観、自分の本当の望みに向き合ったのだと思います。世を明るくデザインしなおせると信じる気持ちこそが、MPDを名乗る資格なのかな、と思います。2年間、本当にお世話になりました。本日は、誠にありがとうございました」
開学13年目、新たに150名が
事業構想研究を開始
開学から13年目を迎え、新たに150名が事業構想大学院大学に入学した。各校舎では令和6年度の入学式を挙行し、全ての会場で田中里沙学長が新入学院生に入学許可書を手交した。本年度も多様な業種業界から実務経験に富んだモチベーション溢れる人材が、校舎設置地域周辺のほか、シンガポール、カンボジアなど海外を含んだ広域から集結し、初日から活発な交流機会がもたれた。
事業構想大学院大学は、本年度、高い経営分析力と事業構想力を兼ね揃えた事業承継者の養成を目的として、「事業承継コース」を事業構想研究科事業構想専攻内に新設した。事業構想を体系化したカリキュラムと、教授陣の豊富な実践知、高い専門性が、院生の研究を後押しする。
令和6年度入学式の様子
事業構想大学院大学 修士課程
新事業で未来を創る
事業構想大学院大学
事業構想大学院大学は、社会で必要とされる事業の種を探し、未来を見据えた、新しい事業を創出する、事業構想修士(MPD)を育成しています。社会人向け大学院として、平日夜間と土曜日に授業を開講。2年間の専門職学位課程を経て、事業構想計画書を完成させます。
学位
事業構想修士(専門職)
対象院生
①企業・組織の新規事業担当者
②事業承継者(及び予定者)
③地域活性化を志す人
④ベンチャーを起こす人
⑤ソーシャルビジネスを志す人
校舎
東京校(表参道駅1分・南青山)
名古屋校(名古屋駅直結・JRゲートタワー)
大阪校(大阪駅直結・グランフロント大阪)
福岡校(博多駅直結・JRJP博多ビル)
仙台校(仙台駅直結・JR仙台イーストゲートビル)
事業構想大学院大学公式ホームページ
www.mpd.ac.jp
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