最新VR・AR体験 TeNQにて宇宙旅行の擬似体験

最新VR・AR体験
TeNQにて宇宙旅行の擬似体験

次世代経営者を育成する「事業構想エグゼクティブ・プログラム(EPD)」では、年3回の企業視察・施設見学を実施し、最先端の技術の見学や経営者の話を聞く機会を設けている。

9月26日には、東京ドームシティ内の宇宙ミュージアム「Space Traveli um TeNQ」において施設見学を実施した。本施設は「宇宙旅行」をテーマとした革新的な宇宙博物館であり、参加者は最新のVR技術を活用した没入型体験を通じて宇宙の魅力を体感することができる。

施設見学の目玉は、約20分間にわたる月への宇宙旅行を疑似体験できるVRプログラム。このVR施設は、渡邊信彦教授が所属する企業「STYLY」が企画・運営を手がけ、最先端の技術を活用した臨場感あふれる宇宙体験を提供している。参加者は宇宙の壮大さを肌で感じながら、体験型コンテンツの価値創出や顧客体験設計の実践事例について理解を深めることができた。

当日の見学では、EPD担当教員である渡邊信彦教授が全体の案内と詳細な解説を担当。渡邊教授の専門的な知識と最先端実務に基づき、VRの技術進化や空間コンピューティングの世界的な潮流の事例紹介もあり、通常の施設見学を超えた深い体験となった。

今回の施設見学には、EPDの参加者に加えて、EPDの修了生も参加した。見学終了後には懇親会を開催し、現役受講生と修了生との間で活発な意見交換が行われた。この交流は、プログラム修了後も継続するコミュニティとして重要な機会となった。

宇宙ミュージアム「Space Travelium TeNQ」を施設見学(VR体験中の写真)

渡邊信彦教授による最先端VRの説明も実施

八王子発の新規事業「銀の声」
グッドデザイン賞受賞

2024年に八王子市とともに開講した「八王子未来共創プロジェクト研究」の研究員・野母裕和さん(八王子市シルバー人材センター)の構想から生まれた新規事業「銀の声」が2025年度グッドデザイン賞を受賞した。

「銀の声」は、高齢者調査事業として80歳以上の高齢者にも安心して働ける環境を提供する低負荷な就労機会の創出を実現している。インタビューやモニター調査を通じてシニア市場の商品開発サポートや研究機関のエビデンス作成支援を行うこの取り組みは、社会とのつながりや健康寿命の延伸にも寄与する地域社会に貢献するイノベーションとして評価され、受賞に至った。

グッドデザイン賞を受賞した、高齢者調査事業「銀の声」

土浦市フィールドワークにて
ゼロカーボンの可能性を探る

10月12日に「ZERO-CARBON TSUCHIURA 事業構想プロジェクト研究」の研究員が、担当教員の事業構想研究所の鏡晋吾客員教授と茨城県土浦市でフィールドワークを行った。本プロジェクトは、ゼロカーボンシティを宣言した同市を舞台に、循環型ビジネスと地域課題解決に資する新規事業の構想を目指す。

市外参加者を含む10人で、旧水戸街道の土蔵造建築や土浦城址・亀城公園を見学。さらに、霞ヶ浦の伝統漁法として、明治から昭和にかけて使われていた帆引き船を遊覧船から鑑賞。湖上から風景を眺めながら、水資源や再生可能エネルギーの活用、観光振興のポテンシャルを共有した。

今回のフィールドワークは、地域の歴史と未来、産業と環境、人と自然の関係をつなぐ視点を育む貴重な機会となった。今後は、現地で得た気づきをもとに、ゼロカーボンと地域循環を両立する事業構想計画書の策定へとつなげていく。

旧水戸街道の亀城公園を見学

霞ヶ浦の湖上からみる帆引き船

 

プロジェクト研究

プロジェクト研究は、事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラムのエッセンスを活かし、研究参加者の新たな事業構想と事業計画構築を行う1年間の研究会です。

担当教授が1年間を通じて、多彩なゲストを招きつつコーディネートとファシリテーションを行い、研究員の知見を高めながら推進していきます。

プロジェクト研究 概要

研究会:定例研究会(1回4時間、隔週24回開催、共同研究会年6回)等

形式:テーマ型/一社型

目的:新規事業、既存事業の再構築、地域活性などの構想・構想計画構築

定員:10〜15名

主担当教員:事業経験豊富な実務家教員

事業構想セミナー・説明会

セミナー、プロジェクト研究の説明会を実施しています。

事業構想セミナー
「構想力で拓く、ミドル・シニア人材の新たな価値発掘」
12/11(木)13:00~14:00 オンライン

詳細・申込は事業構想大学院大学公式ホームページより