安田倉庫 医薬ほか専門性が必要な物流サービスで成長を目指す
1919年創立の安田倉庫は、首都圏や関西の倉庫を中心に物流事業を全国展開、顧客のニーズに応えて海外でもネットワークを拡げてきた。近年は特にメディカル物流と国際物流の強化や、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた人手不足への対応を図っている。
繊細、きめ細かい対応で
精密機器の物流が得意分野に
安田倉庫は、首都圏や関西の倉庫を中心に物流事業を全国で展開。海外でも中国や東南アジア、インドで物流ネットワークを拡げてきた。さらに創立以来、不動産事業も手掛け、東京・横浜を中心にオフィスビルやマンションを展開。再開発事業も行っているほか、北海道にも拠点がある。
「ここ30~40年で分社化やM&Aでグループが大きくなり、現在は国内外に25社があります。経営理念は『健全な企業活動を通じて、お客様、株主、従業員、地域社会の期待に応え豊かさと夢を実現する』で、社会のインフラである物流と不動産事業を通じてステークホルダーの期待に応え、さらに期待を超えようとしてきました」。
安田倉庫代表取締役社長の小川一成氏は、こう語る。繊細できめ細かい対応が特長の1つで、特に精密機器の物流を得意としている。同社では、コンピューター黎明期に外資系企業の大型機の取り扱いを開始、メンテナンス用パーツを取り扱うなどしてノウハウを構築してきた。それが今日のIT機器物流や、医療機器、医薬品をはじめとするメディカル物流にも活かされている。
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