テラグループ・徳重徹代表が語る 新事業開発のための「T字戦法」

電気自動車(EV)とドローンという2つの事業で世界市場に挑む起業家の徳重徹氏。20年にわたり新規事業開発と向き合ってきたいま、構想を進める『第3の挑戦』とともに、新規事業を生み出すためにいかに行動すべきか、そしてリーダーに求められるマインドを語った。

一流企業を飛び出し、
2つの事業を世界で展開

脱炭素時代のモビリティとして市場が拡大する電気自動車(EV)と、空中からの撮影や測量などさまざまな可能性を秘めたドローン。二輪・三輪EV事業のテラモーターズとドローン事業のテラドローン、2社を創業した徳重徹氏は、九州大学工学部を卒業後、大手保険会社に入社したのち、30歳で会社を辞めて渡米、MBA(経営学修士)を取得してシリコンバレーでベンチャー企業向けにハンズオン支援・投資を行ってきたという経歴をもつ。テラモーターズ、テラドローンの創業は帰国後のことだ。

徳重 徹(テラドローン 代表取締役社長 兼 テラモーターズ 代表取締役会長)

2010年創業のテラモーターズは設立から2年で日本国内でのシェア1位を獲得し世界3カ国に展開、アジアを中心に年間4万台を販売する事業に育て上げ、大市場であるインドでは1位のシェアを獲得するまでになった(図1)。テラドローンも設立4年で売上23億円を達成し、上場も視野に入れる。30歳で大手企業を飛び出して以降、一貫して新規事業に携わってきた新規事業のエキスパートだ。

図1 テラモーターズの事業の推移

 

テラモーターズでは2輪と3輪、2種類のEVを取り扱っている。気候変動を背景に世界的なEVシフトが起こるなか、同社が展開するインドやアセアンなどの地域では、経済成長も相まってEV市場の伸びしろは大きい。また、現在では3輪EVとIoT、フィンテックといった最新技術を組み合わせたサービスもローンチしている(画像は同社リリースより)

クレイジーな発想と
シビアな目線の両立

事業が世界中で展開されているため日本と海外を行き来していた徳重氏だが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、現在は国内に留まっている。必然的に日本市場のことを考える時間が多くなり、数カ月前から日本でのドローン事業をより活性化させようとアイディアを練り、第3の新規事業立ち上げの準備を進めているという。

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