首都圏・中京圏との良好な関係性 立地特性活かし関係人口拡大を
日本アルプスなどの雄大な自然と、その恵みとしての豊饒な食や温泉を有する長野県。人口減少・高齢化の波は同県にも押し寄せているが、2年連続で「転入超過」を実現している。それは何に起因するのか、そして、それを今後どう活かしていけば良いのだろうか?
1998年長野オリンピックのアルペン競技会場となった白馬八方尾根(白馬村)と志賀高原(山ノ内町)。雄大な眺望とスケール、抜群のパウダースノーゆえに「ヨーロッパ・アルプスを思い出させる」と欧州の選手たちの間で評判を呼んだ。あれから20年余、今や白馬村は北海道のニセコ町と並んで日本におけるインバウンドスキー人気を二分するエリアとなっている。インバウンドと言えば、山ノ内町にある地獄谷野猿公苑は、露天風呂を満喫する野生の猿たちの姿が世界の人々に大人気だ。
長野県は、観光資源の「質」という点において、ある意味「世界一流」である。当然、多くの日本人から見ても魅力あふれる土地柄であり、冬季のスキー・スノボはもとより、夏季における軽井沢・蓼科高原・上高地など高原リゾートでの避暑や、日本アルプスの登山などもまた人々を惹きつけてやまない。
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