2020年8月号
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地域特集 岩手県

岩手沿岸をいちごの一大産地に 周年栽培でブランド化へ

太田 祐樹(リアスターファーム 代表取締役)

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東北初の夏秋いちごの周年栽培の産地化を目指し、2018年4月に事業を開始したリアスターファーム。夏は 「やませ」が吹いて涼しく、夏秋いちごの栽培に適している岩手県陸前高田市で、いちご栽培から担い手の育成まで手がける創業者の太田祐樹氏に、今後のビジョンを聞いた。

太田 祐樹(リアスターファーム 代表取締役)

夏場のいちご需要に応えたい

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の沿岸部。農林水産省は被災産地の復興・創生のため「食料生産地域再生のための先端技術展開事業(先端プロ)」を展開している。その採択事業として、岩手県では2014年~2017年まで、「中山間地域における施設園芸技術の実証研究」として、ハウス栽培の園芸作物研究を実施した。

新潟県出身で農学博士号を持つ太田祐樹氏は2014年、岩手県農業研究センターの任期付き研究員として同実証研究に携わった。

「任期が終わるのでどうしようかと迷っていたところ、研究で使っていたハウスを壊すか壊さないかという話になり、『もったいないので自分がやります』というカタチで、個人事業主として事業を開始。2019年2月に会社としてのリアスターファームを立ち上げました」(太田氏)。

冬春どりのいちごに比べ、夏場でも一定の涼しさをキープしなければ生産できない夏秋どりのいちごは、生産技術の難しさに加え生産適地が限られていることもあり、国内での生産量は、いちご全体の生産量の約2%とかなり低い。夏場のケーキ需要に対する国産いちごの生産量は絶対的に不足しており、ほとんどが輸入品で賄われている。

「4年間の実証研究で新しい栽培技術のノウハウも蓄積されていました。夏のいちごに関しては作れば作っただけ売ることができ、事業としての収益も見込めましたので、『やる価値はある』と決断しました」(太田氏)。

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