2020年3月号
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テクノロジーで新事業をつくる

NEDOの中長期戦略 研究開発型ベンチャー支援のハブに

石塚 博昭(新エネルギー・産業技術総合開発機構[NEDO] 理事長)

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国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は現在、研究開発成果の最大化に向けて「第4期中長期計画」を進めている。技術開発マネジメント機関としての、その取り組みについてNEDO理事長の石塚博昭氏に聞いた。

研究成果の社会実装を推進

――NEDOでは現在、「第4期中長期計画」を進めておられます。

石塚 NEDOは技術開発マネジメント機関として、産学官の技術力や研究力を最適に組み合わせ、エネルギーや地球環境問題の解決、産業技術力強化に向けた技術開発を推進しています。さらに、イノベーションを社会実装し、社会課題の解決や市場創出を目指します。

石塚 博昭(新エネルギー・産業技術総合開発機構[NEDO] 理事長)

現在、NEDOが進めている「第4期中長期計画」(2018~2022年度)では、①技術開発マネジメントによる成果の社会実装、②研究開発型ベンチャーの育成、③中長期技術開発の方向性提示、という3つが取り組みの柱になっています。

第1の社会実装に関しては、プロジェクト終了後の社会実装は事業会社の責務だと思います。ですから、NEDOのプロジェクトで公募を行う際は、社会実装に関してもしっかり見ていく必要があります。社会実装できるものは社会が求めているテーマで、かつ経済合理性を伴うものです。さらに環境への配慮も重要ですが、これら3つのうち、経済合理性が伴わないことから、実証しても実装できないものが多いのが実状です。

このため、NEDOではマーケット全体を俯瞰して経済合理性も理解し、さらに事業会社の経営者らとしっかりコミュニケーションも取れるストラテジー・アーキテクトとしての人材育成にも取り組んでいます。

シーズ発掘から事業化まで
ベンチャーを育成、支援

――第2の柱「研究開発型ベンチャー育成」では、どのような取り組みをされていますか。

石塚 研究開発型ベンチャーの育成では、イノベーションの新しい担い手を発掘し、新規産業の創出につなげていきます。これには、ベンチャーの育成と、育成したベンチャーのアイデアや成果を大企業などにマッチングさせることの2つがあります。

まずは事業をやりたい人を発掘・育成し、NEDOも資金を出しますが、あわせてベンチャーキャピタルにもつないで、投資していただきます。そして最後にピッチイベントを開き、大企業とのマッチングを行います。「研究開発型ベンチャー支援事業」を通じては、このような活動をしています。

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