2019年2月号
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全国シティプロモーションサミット2018in佐賀

スポーツで地域活性 地方と世界をつなぐ「クールローカル」

月刊事業構想 編集部

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まちの魅力発信の際に、スポーツが力を発揮するケースがある。「スポーツ×地域活性の未来」では、Jリーグマーケティングの山下修作氏とラグビーワールドカップ2019組織委員会の本田祐嗣氏がディスカッション。地域におけるスポーツの可能性を語った。

山下 修作(Jリーグマーケティング専務執行役員)

地方創生が叫ばれるなか、「スポーツを地域活性や交流人口の拡大、地域住民の繋がりに活かしたい」と考える自治体は多い。

一方通行でない交流を生む

1993年に10クラブ8府県から始まったJリーグ。来年には青森の八戸が加わり、55クラブ39都道府県に拡大している。

Jリーグでマーケティングを担当する山下修作氏は、「ひとつひとつのクラブは、日本全国での認知度は低いかもしれませんが、その地域においては、抜群の認知度を誇っています。試合によってサポーター同士の交流も生まれています」と話す。

サポーターへのアンケートでは、「対戦相手のチームと交流することを望むか」の質問に対し、ほぼ7割が「交流したい」と回答している。普通の観光で地域を訪れた場合、観光関係以外の一般市民との接点はほとんどない。スポーツという場があり、その場に来た一般の人同士が交流することで、特別な思い入れが、その地域にできる。

「今までは、大都市から地方へ行くという観光がほとんどでした。サッカーの場合は、大都市から地方、地方から大都市、そして地方から地方への人の流れが生まれます。例えば、山形の人が愛媛に遠征に行き、サッカーだけでなく愛媛の文化も楽しむ。一方通行と言うよりお互い様。サッカーが、地域と地域を結びつける役割を果たしているのかなと思います」(山下氏)。

例えば、V・ファーレン長崎の本拠地は諫早市にあるが、交通の便が悪く、駅から30分歩かねばならない。それを逆手に取り、「歩くことを楽しみにしよう」という取り組みが町で始まっている。諫早商店街では歩いている人々にお酒やお茶を配ったり、流し素麺をしたり。さらに、その30分を一緒に来た人と、サッカーについて深く語らう時間にする。「地域の方と触れあう、交流することが一番の思い出になります。それが、その土地に対する特別な思い出を作ることに繋がるのだと思います」(山下氏)。

図 全国にサッカークラブが誕生

Jリーグサッカーのクラブは26年間で10クラブから55クラブに拡大した

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