訪日客の5% ベジタリアン・ビーガン対応が観光業界の急務に

訪日外国人観光客の増加により、食の多様性への対応が事業者に求められている。日本ではなじみが薄いベジタリアンやビーガンの食事はこれまでほとんど見過ごされてきたが、そこには数百億円規模の市場が広がっているようだ。

播 太樹(フレンバシー 代表取締役)

訪日外国人の総消費額は、2017年に前年比17.8%増の4兆4,161億円に達した。ひとり当たりの旅行支出は15万3,921円で、支出の内訳は買い物代(5万7,154円)が最も高く、次いで宿泊料金(4万3,397円)、3番目は飲食費が3万869円を占める。

訪日外国人トータルで見れば、飲食費は8,857億円に達する。しかし、食に関する市場はまだ伸びる可能性を秘めている。ベジタリアン(肉・魚介を食べない人)やビーガン(一切の動物性食材を食べない人)への対応が、日本ではほとんど手付かずだからだ。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り86%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。